今日は、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループリーグ第4節での
浦和レッズ対浦項スティーラーズの試合についてお伝えします。
この試合は、浦和がグループリーグで初めての敗戦を喫し、全勝の夢が
絶たれた瞬間でもありました。
前半は浦和が積極的に攻め、
15分にはエカニット・パンヤがクロスを上げ、ホセ・カンテがヘディングで
相手GKに阻まれたものの、
36分にはカンテが見事なシュートでゴールを決め、浦和が1-0とリードしました。
浦項も反撃を試みましたが、浦和の守備は頑強で、前半は浦和が1-0で
リードして折り返しました。
しかし、後半に入ると浦項が攻勢に出ました。
後半5分には浦項のホン・ユンサンがクロスを上げ、ゼカがヘディングで
合わせましたが、浦和のGK西川周作がセーブしました。
後半20分には、浦和のDF明本考浩がハンドを犯してPKを与えてしまい、
これをゼカが冷静に決めて浦項が1-1と同点に追いつきました。
浦和は再び勝ち越しを狙いましたが、浦項の守備は厚かったです。
後半28分には浦和のカンテがクロスを上げ、中島翔哉がヘディングで
合わせましたが、相手GKに阻まれ、後半32分にはカンテがシュートを
放ったものの、相手GKがセーブしました。
さらに苦しい展開に陥ったのは後半38分で、
浦和のDF岩波拓也が浦項のキム・インソンに対して危険なタックルを犯し、
レッドカードで退場処分となりました。
これで浦和は10人での戦いを強いられました。
浦和は10人でも粘り強く守りましたが、最後の最後で痛恨の失点を喫しました。
後半アディショナルタイム4分には、浦項のキム・インソンが
クロスを上げ、ゼカがヘディングで合わせました。
ボールは西川の手に当たって跳ね返りましたが、キム・インソンがこぼれ球を
押し込んで、浦項が2-1と逆転しました。
浦和はそのまま敗れてしまいました。
しかし、浦和はグループリーグ首位を守りました。
4試合で3勝1敗の9点でトップに立っており、次の試合でベトナム代表と対戦すれば、
グループリーグ突破が決まります。
浦和はこの試合で敗戦の悔しさを晴らし、決勝トーナメント進出を
目指すでしょう。