サラー狙ったピッチ侵入者に警備員が激怒！暴行の一部始終を捉えた動画が話題に

プレミアリーグ第26節でリヴァプールとマンチェスター・ユナイテッドが激突した歴史的な一戦で、ピッチに侵入したファンがリヴァプールのスター選手モハメド・サラーに両足タックルを見舞った衝撃的な事件が発生した。

この事件は、リヴァプールが7-0という圧倒的なスコアでマンチェスター・ユナイテッドを破った試合の終盤に起こった。88分にロベルト・フィルミーノがチームの7点目を決めた直後、ピッチサイドで歓喜の輪を作るリヴァプールの選手たちに向かって、1人の男性ファンが猛ダッシュしたのだ。

勢い余ったこの男性ファンは、選手たちの手前で転倒し、アンドリュー・ロバートソンとハーヴェイ・エリオットに接触しただけでなく、サラーにも危険なタックルをかけた。サラーは幸いにも無傷だったが、エリオットは苦痛の表情を浮かべ、ロバートソンは足首を抑えてその場に座り込んだ。

この危険な行為に対して、リヴァプールのユルゲン・クロップ監督は激怒し、血相を変えて叫んだ。また、警備員もすぐに駆けつけて、男性ファンをピッチから連れ出した。しかし、その際に、警備員の一人が男性ファンに暴行を加えたことが、観客のスマートフォンによって撮影されたのだ。

その動画は、インターネット上に拡散され、多くの反響を呼んだ。動画には、警備員が男性ファンを引きずりながら、何度も殴りつける様子が映っている。また、男性ファンは、警備員に抵抗しようとするが、他の警備員に制止される。動画の最後には、男性ファンがスタジアムの外に連れ出されるところが見える。

この動画を見たネットユーザーからは、さまざまなコメントが寄せられた。一部のユーザーは、警備員の暴行を非難し、「警備員はプロとして振る舞うべきだ」「警備員も逮捕されるべきだ」「警備員はサラーのファンなのか？」などと書いた。一方、他のユーザーは、警備員の行動を擁護し、「ピッチ侵入者は自業自得だ」「警備員は選手を守った英雄だ」「警備員に感謝すべきだ」などと書いた。

なお、ピッチ侵入者は、ウィンスフォードに住む16歳の少年と特定され、地元のマージーサイド警察に逮捕された。リヴァプールは、この件に関して声明を発表し、厳重な処分を課すことを示唆した。また、ピッチ侵入が有罪となった場合、少年には前科が付き、アンフィールドおよび全てのプレミアリーグのスタジアムから生涯入場禁止処分を受ける可能性があるとした。

この事件は、サッカー界に衝撃を与えた。ピッチ侵入は、選手やスタッフ、サポーターの安全を脅かすだけでなく、試合の流れや結果にも影響を及ぼす可能性がある。サッカーは、世界中の人々に喜びや感動を与えるスポーツであるべきだ。ピッチ侵入などの危険な行為は、決して許されるものではない。