ホンダ新型「プレリュード」初公開! 2ドアクーペの「スペシャリティカー」発売へ! “復活宣言”かつてのオーナーはどう思う?
こんにちは、クルマ好きのブロガーです。今回は、先日ジャパンモビリティショー2023で世界初公開されたホンダ新型「プレリュード」について、その魅力や歴史、発売時期や価格などについてお伝えしたいと思います。
プレリュードとは?
プレリュードとは、ホンダが1978年から2001年まで販売していた2ドアクーペのスポーツカーです。プレリュードという名前は、音楽用語で「序曲」や「前奏曲」を意味し、ホンダのスポーツカーの先駆けとなることを表していました。
プレリュードは、走りの良さと車内の快適性を高い水準で両立させ、カップルが使う「デートカー」の代表でした。特に1980年代後半から1990年代初頭のバブル期には、リトラクタブルヘッドライトや4WS(4輪操舵)などの先進的な装備やスタイリッシュなデザインで人気を博しました。
しかし、バブル崩壊後は、クーペの需要が減少し、ホンダもスポーツカーからSUVやミニバンなどの実用車にシフトしていきました。そのため、プレリュードは2001年に5代目をもって生産を終了し、その後は後継車種も登場しないまま消えていきました。
プレリュードの復活
そんなプレリュードが、なんと22年ぶりに復活することになりました。2023年10月に開催されたジャパンモビリティショー2023で、ホンダは「プレリュードコンセプト」という試作車をサプライズで展示しました。
プレリュードコンセプトは、かつてのプレリュード同様にミドルサイズのクーペで、全長は約4500mm、全幅は約1800mmと予想されます。外観は市販車に近い状態まで造り込まれており、優雅でスポーティな雰囲気が感じられます。
パワーユニットはハイブリッドと説明されており、現行のシビックに搭載されている直列4気筒2Lのe:HEVが採用される可能性が高いです。このハイブリッドシステムは、エンジンが発電を担当し、駆動はモーターが受け持ちます。シビックでは、モーターの最高出力は184馬力、最大トルクは32.1kg-mですが、プレリュードコンセプトの市販版ではもう少しパワーアップするかもしれません。
プレリュードコンセプトの開発テーマは「操る喜びの継承」であり、ホンダのスポーツカーのDNAを受け継ぐことを目指しています。そのため、車両重量の増加は避けたいところで、プラグインハイブリッドやEVではなく、e:HEVが選ばれたのでしょう。
プレリュードの発売時期と価格
プレリュードコンセプトの市販版の発売時期や価格はまだ未定ですが、2025年前後には投入されると予想されます。プレリュードコンセプトは、今の国内市場におけるホンダのブランドイメージを立て直す上で、欠かせない車種になるからです。
現在のホンダの販売状況を見ると、国内で売られる新車の40%がN-BOXという軽自動車です。そこにN-WGNやフリードなどを加えると、実用車の比率が70%を超えます。しかし、ホンダはかつて、運転の楽しいスポーツカーを数多く生み出してきたメーカーです。その魅力を再びアピールする必要があります。
プレリュードコンセプトの市販版の価格は、現行のシビックe:HEVが約400万円であることを考えると、470万円前後になるでしょう。同じく2ドアクーペの日産フェアレディZやトヨタスープラは、500万円以上ですので、プレリュードコンセプトはその2車種よりも安く抑えられます。
まとめ
ホンダ新型「プレリュード」は、かつてのプレリュードの魅力を受け継ぎながら、現代の技術や環境に合わせて進化したスポーツカーです。ハイブリッドというパワーユニットは、高い動力性能と低燃費を両立させます。外観は優雅でカッコイイですし、内装も快適でしょう。デートカーとしても最適です。
プレリュードの復活は、ホンダのスポーツカーの歴史を知る人にとっては嬉しいニュースです。また、若い世代にとっては、新しい魅力を感じることができるでしょう。プレリュードの市販版が発売されるのが楽しみですね。
【画像】「えっ…!」めちゃカッコいい! これが次期「プレリュード」です!画像を見る!(32枚)