google.com, pub-7968705260480278, DIRECT, f08c47fec0942fa0 ビットコインの「フラッシュクラッシュ」とは──なぜ、急落したのか? 2023/12/13 - 人生好転!【金運】爆上げし続けるためのブログ

ビットコインの「フラッシュクラッシュ」とは──なぜ、急落したのか? 2023/12/13

最新の時事ニュース

ビットコインの「フラッシュクラッシュ」とは──なぜ、急落したのか?

ビットコイン(BTC)は米東部時間12月11日朝に7.5%下落し、8月中旬以来最も急激な日中下落率を記録した。ビットコインはまだ年初から150%超の上昇となっているが、チャート上の大きな、突然の予期せぬ「赤いローソク足」は、時価総額最大の暗号資産(仮想通貨)ビットコインのボラティリティを改めて痛感させる。

先週は、ビットコインの行く手を阻むものはほとんどないように見え、長年の問題の多くが解決されたように思えた。なぜビットコインは下落したのだろう?

まずは価格上昇の理由から

そもそも、なぜ価格が上昇していたのかを考えた方がよいだろう。

例えば、最大かつ最も物議を醸す暗号資産取引所バイナンス(Binance)は、運営を継続するために、米当局に43億ドルの罰金を支払うことに合意した。「歴史的」に高額な罰金だが、生き延びることができそうだ。

この和解はまた、米証券取引委員会(SEC)がアメリカを拠点とする取引所コインベース(Coinbase)クラーケン(Kraken)との間で行っている法廷闘争の解決にも光明を投じた。

全般的には、アメリカでの規制面の状況も改善されつつあるようだ。まだ「規制の明確化」には至っていないものの、有力議員たちから提案が行われ、今後の展開が期待される。

また、2024年に予定されているビットコインの「半減期」や、SECがビットコインETF(上場投資信託)を承認する可能性など、予測可能な出来事もある。市場観測筋はこの2つのイベントを話題にしており、ETFは最近のビットコイン価格の主な原動力と言えるだろう。

次は、マクロ経済予測だ。ビットコインは、理論的には金(ゴールド)と同じように価値の保存手段として機能することから「デジタルゴールド」と呼ばれることもあり、現物の金と並んで上昇している。金先物は最近、インフレ懸念もあって、過去最高値を記録した。

米連邦準備制度理事会(FRB)が管理する金利は、インフレを抑制し、過熱した経済を冷やすための取り組みのために、21世紀に入って最高水準にある。多くの専門家はFRBの取り組みはまもなく終わると考えており、来年前半には金利を引き下げるかもしれないと言う人もいる。

金利の低下は、経済活動にとって良いことであるように、ビットコインにとっても良いことだ。金利の低下は、借り入れをより安くすることで「お金を安くする」ことであり、つまり、より多くのお金が出回ることを意味する。そして、金利が下がれば、投資に対する期待収益が下がるため、国債のような安全な投資の魅力が低下し、資本はリスクカーブを下がり、暗号資産のような資産クラスへと向かうことになる。

考えられる急落の要因

10日の夜の市場調整から始まった11日の「フラッシュクラッシュ(急落)」をどう説明すればよいのか私にはよくわからない。マラソン・デジタル(Marathon Digital)やライオット・プラットフォームズ(Riot Platforms)などの暗号資産関連銘柄は、ハイテク株の多いナスダックが上昇する勢いであるにもかかわらず、11日は2桁の下落となった。

デジタル資産ソリューションを手掛けるVDXのリサーチ責任者グレタ・ユアン(Greta Yuan)氏のように、多くの人がマクロ状況に注目した。8日には、予想を上回る雇用統計が発表され、ウォール・ストリート・ジャーナルのニック・ティミラオス(Nick Timiraos)記者は、FRBは2024年に利下げを行うと予測している。この「微調整」は、「非農業部門雇用者数が予想を上回り、失業率が低下した」ことで説明できるとユアン氏は語った。

一方、デジタル資産運用会社Metalphaのシニアアナリスト、ルーシー・フー(Lucy Hu)氏は、これは「利益確定の合理的なプロセス」の一部の可能性があると語った。つまり、トレーダーは十分な利益をあげて現金化したということだ。

CoinDeskのオムカー・ゴッドボール(Omkar Godbole)記者は、暗号資産デリバティブの資金調達レートが「過熱」していると述べた。暗号資産デリバティブ市場におけるレバレッジの大きさは、市場の調整を引き起こした原因を説明できないかもしれないが、これほど早く、大きく下落する可能性を説明することに有用なことは確かだ。

ゴッドボール記者はまた、「過剰な強気レバレッジ」や「ロングポジションの過密化」といった表現も使った。

諸刃の剣

トレーダーがレバレッジをかけすぎている場合、彼らは実質的に、借りたお金を取引していることになる。つまり、実際には存在しない資本で資産価格をつり上げる手助けをしていることになり、価格が下落すれば、広範な市場にはるかに大きな影響を及ぼしながら、一掃(つまり清算)されることになる。レバレッジは、そうでなくなるまでは素晴らしいものだ。

価格下落はまた、良くも悪くも、レバレッジの額がより健全なものにリセットされたことを意味する。そして、読者の皆さんには、暗号資産では、特にすべてが自分に有利に動いているように見えるとき、価格はちょっとしたことで大きく揺れ動く可能性があるという教訓にしてほしい。正気を保ち、ボラティリティは諸刃の剣であることを認識しよう。

タイトルとURLをコピーしました