北朝鮮が黄海で射撃、韓国が住民に避難命令
本日、韓国軍合同参謀本部によると、北朝鮮がペンニョンドと延坪島の北方で、5日の朝9時から11時までに200発以上の射撃を行いました。これに対し、海上の南北境界線にあたる北方限界線(NLL)の北側に着弾したものの、幸いなことに被害は発生していません。
韓国軍は5日午後3時から報復として海上射撃を行うことを宣言し、島の住民に避難命令を発令しました。合同参謀本部は、「朝鮮半島の平和を脅かし、緊張を高める挑発行為だ」として北朝鮮を非難し、「挑発にふさわしい措置を実施する」と述べています。
同本部はまた、北朝鮮が昨年、南北軍事合意を実質的に破棄した声明以来、初めて黄海の緩衝区域内での射撃が行われたと指摘しています。過去には2010年11月に北朝鮮が延坪島を砲撃し、死傷者が出るという緊迫した事態も発生しています。
この最新の出来事は、地域の緊張を一層高めるものであり、事態の進展に注目が集まっています。北朝鮮の挑発行為に対する韓国の堅固な対応が期待される中、国際社会も事態の収拾に向けて懸念を表明しています。