豊洲市場初競り「一番マグロ」1億1424万円 4年ぶりの1億円超え
江東区の豊洲市場で新春恒例の「マグロの初競り」が行われ、一番マグロが1億1424万円で競り落とされました。
記者:「午前5時すぎ、場内に鐘の音が鳴り響き、今年の初競りが始まりました」 豊洲市場の初競りでは、場内に威勢のいい掛け声が響き、次々と値が付けられていきました。その結果、今年の最高値となった「一番マグロ」は、青森県大間で水揚げされた238キロのクロマグロで、価格は1億1424万円でした。
去年の3604万円を大きく上回り、1億円を超えるのは4年ぶり。仲卸業者の「やま幸」とすし店などを運営する「ONODERAグループ」が共同で落札したもので、4年連続5回目の落札です。
ONODERAフードサービス長尾真司社長:「我々はおいしい食を届けるのが一番できることなので、たくさんの人においしいものを食べて少しでも笑顔になっていただければと」
競りが終わって約6時間後。一番マグロは、表参道にある「ONODERAグループ」のすし店に運び込まれ、豪快に解体されました。そして午後1時、一人一皿限定で、待ちわびた客に提供されました。1億円を超える値がついたマグロの味は?
「めちゃめちゃ美味しいですね。今年はもう最高の年になりそうです」「口がとろけるぐらい美味しくてもう一回食べたいです。一番のマグロなので縁起がいいということで、願掛けです」
一番マグロは「銀座おのでら」の国内外の12店舗などで合わせて約6000貫、提供されるということです。