2023年を振り返ると、Startale LabsのCEOである渡辺創太氏は、次なるサイクルで成功するための準備を着実に進めた1年だったと語ります。この年はベアマーケットとなり、関連する人々が減少し、AIに注目が集まる中、フォーカスする時間が得られたと述べています。
Startale Labsは、2023年1月に設立され、Astar NetworkやWeb3ビジネスの成長エンジンになることを目指しています。シンガポールでスタートし、既に日本やUAEにオフィスを展開し、2024年にはアメリカにも進出する計画です。
ビジネスの観点で最も大きな出来事は、ソニーネットワークコミュニケーションズとの資本業務提携だと強調します。ソニーはWeb3で最も可能性を秘めた日本企業であり、ゲーム、金融、保険、自動車など多岐にわたる領域で展開しており、Web3との一致があるため、広範なプラットフォームの構築が期待されています。
Startale Labsの成長がAstar Networkの成功に波及するように、総合的なスキームを構築していると説明します。数年後に「あの時だからこそ」と認識されるような計画を進め、世界トップ10にランクインし、時価総額を数兆円、数十兆円に引き上げることを目指しています。
また、イーサリアム・レイヤー2の新しい動きや、Polygon Labsとの提携による「Astar zkEVM Powered by Polygon」の発表も、大きな計画の一環として位置付けています。ネガティブな反応が出ることは良いことだとし、プロジェクトとしての社会的な影響力を持つことで、賛否両論が生まれるのは避けられないと述べています。
渡辺氏は、Web3の枠組みを超えてZ世代の代表として扱われることが増え、政府や企業との対話も進んでいると語ります。日本経済に対する危機感を強く感じ、Web3の領域において大きなチャンスがあるとし、日本を代表するプロダクトや会社を生み出すことで、新たな成功を収めたいと強く願っています。
渡辺氏はまた、日本の経済において新たなレジェンド経営者や企業が現れないことに危機感を覚え、Web3を活かして世界に通用する企業を創り上げる必要性を語ります。しかし、その過程で生じた期末時価評価課税の問題に対処するためにシンガポールに移住した経緯も明かしています。
2024年に向けて、渡辺氏は数兆円、数十兆円規模のプロジェクトを進め、グローバルでの成功を果たすことを目指しています。数字の重要性を強調し、アメリカでのビットコインETFの承認や日本での規制緩和、ステーブルコインの登場などが楽しみな出来事であると述べています。さらに、Web3の主導権を握るためにアジアのパワーを結集し、アメリカに進出する計画を立てています。