ビットコインの現物投資型ETF(上場投資信託)が承認に向けて重要な段階をクリアしました。複数の関係者によれば、米証券取引委員会(SEC)のスタッフは、複数の取引所とETF申請企業に対し、主要書類の最終版を5日にも提出するよう求めたとのことです。これにより、数日以内に承認される可能性があります。
関係者によると、最新の修正後、SECスタッフは複数の企業に対して追加フィードバックを行っておらず、提出書類に関する採決が来週に予定されています。ただし、ETFの承認は通常、委員による採決なしにSECスタッフに委ねられることもあります。
提出書類は「19b-4」と呼ばれ、ETF取引を可能にするための証券取引所のルール変更を提案するものです。一部の企業、例えばブラックロックやグレースケール・インベストメンツなどは、最新版の19b-4を提出しました。
また、申請企業はETFの目論見書である「S-1」の最終版にも承認を受ける必要があります。19b-4の提出が行われた後、S-1が承認される可能性があります。両方の承認が得られれば、早ければ翌営業日にもETFの取引が開始される見通しです。