ブラックロック（BlackRock）のCEOであるラリー・フィンクは、待望のビットコインETFが発売された翌日の12日、イーサリアムETFの構想を支持しました。
CNBCとのインタビューで、フィンクCEOは「イーサリアムETFを持つことに価値があると考えている」と述べ、「これらはトークン化に向けた単なる足がかりであり、これが私たちが目指すべきところだと心から信じている」と語りました。
ブラックロックのiシェアーズ・ビットコイン・トラスト（iShares Bitcoin Trust：IBIT）は、米証券取引委員会（SEC）がビットコイン現物ETFを承認したことを受けて、他の十数種類の同様の商品とともに11日にアメリカで発売されました。ETF全体の取引高総額46億ドル（約6670億円、1ドル145円換算）のうち、IBITは約10億ドルを占めました。
フィンクCEOは、現在ブロックチェーン上で資産をトークンの形で表す「トークン化」に注目しており、イーサリアムの現物ETF上場も検討している可能性があります。トークン化によって、マネーロンダリングやその他の汚職に関連する問題を排除できるという彼の信念が反映されています。
また、フィンクCEOは仮想通貨を通貨ではなく資産クラスとして見ており、特にビットコインを地政学的リスクから「守ってくれる資産クラス」と評価しています。「何千年もの間に金が表してきたものと何ら変わらない。金とは異なり、ビットコインの発行可能量はほぼ上限に達している」との見解を示しました。
