15000社の神社を巡り、集めた御朱印は4400以上。神職の方々や地域の方々に直接話を聞いて知見を深め、いまでは神職向けの講演会にも呼ばれる佐々木優太さん。
2025年のはじまりをパワー最強の状態で迎えるためにも、ぜひとも参拝したい「最強神社」を、東日本編と西日本編に分けて3社ずつ教えてもらいました。
水面下で努力してきた人は、花の咲く年に
2024年の「辰年」から2025年の「巳年」へ
目に映らない「龍(辰年)」から、目に映る「蛇(巳年)」へと変わり、これまで水面下で動いていたことが、いよいよ明るみに出てくる年とも言われています。
人知れずコツコツと努力をしてきた人は、その結果が目に見える形となって、花を咲かせる年になることでしょう。
ところで、初詣は3が日までに、と思っているかたは多いのではないでしょうか。
いえいえ、そんなルールはありません。それだと、元日から休みなく働いている人は初詣ができなくなってしまいます。逆に考えると、交通機関をはじめ、元日も働いてくれている人がいるおかげで新年早々に神社で参拝ができる、とも言えます。
僕は、「その年に初めて参拝に上がるのが、初詣」だと思っています。
ですからご自身のペースで、できれば気持ちに余裕をもって神社に上がっていただければと思います。
目に映らない神様を大切にできる人は、目に映るものも大切にできる人。
かたちだけにとらわれず、神様を大切に思う気持ち、神様に感謝を伝えたいという気持ちをもってほしいなと思います。
神様の力を感じられる最強神社
2025年の「巳年」にちなんで、「蛇」のパワーを感じられる神社を挙げてみました。さらに、『幸せ舞い込む! あなたの開運神社』でご一緒した、最強占い師であるゲッターズ飯田さんの「五星三心占い」に基づいて、2025年にぴったりの神社もご紹介します。ぜひ参拝に上がってみてください。
大頭神社(広島県廿日市市)
嚴島神社の摂社として推古天皇に創祀されたと伝わる神社。
ゲッターズ飯田さんの『五星三心占い』によると、2025年に運気がいいのは「金のインディアン座」。妄想・空想好きなインディアン座にとって「頭」は重要な部位だけに、社名に「頭」の文字が入った大頭神社は、2025年を開運に導いてくれること間違いなし!
本殿の脇を流れる妹背(いもせ)の滝は、やさしい流れの「雌滝」と、激しい流れの「雄滝」があるのですが、この2つの滝、じつは源流が異なるのです。それが、大頭神社のすぐ近くで合流し1本になることから、「和合」を暗示しているとされ、良縁、夫婦円満、家族和合の御神徳が得られると言われています。
道明寺天満宮(大阪府藤井寺市)
菅原道真公を祀る神社。道真公のおば様である覚寿尼公が住んでいた地で、道真公も40才のころ、約3か月間、この地で過ごしたことがあるそうです。
また、境内にある「白光社」では、巳神(へびがみ)の「白光大神」を祀っています。
さらに、「白光社」のお社のうしろには、種類の異なる3本が1つに合体した神秘的な木を見ることができます。
僕は、この不思議な木から「自分とは違ったタイプの人とも、仲よくできるんだよ」というメッセージを感じました。参拝の際にぜひ見つけてみてください。
大御神社(宮崎県日向市)
天照大御神を祀る神社。隣接する「鵜戸神社」は神秘的な洞窟の中にあり、参拝後、来た道をくるっと振り返ると、差し込む日の光で岩場の入り口が昇り龍の形に見えます。なんと、龍神信仰が盛んだった縄文時代に人の手で掘られたのではないかとも言われています。
そして広い境内を移動すると、巨大なさざれ石群が出現。その一部に、蛇が石の玉(卵)を抱えてとぐろを巻いている姿が……。
「龍神の魂(たま)」とされる場所で、こちらも人の手で掘られたものではないかと言われています。「龍神の魂」の名ではあるものの、掘られた石は蛇の顔そのもの。石の玉(卵)は命を示しているとされ、母親の蛇が命を大事に抱えているように見えるのです。
つまり大御神社では、「鵜戸神社」で龍のパワーを得て、「さざれ石群」で蛇のご加護を受けられるという最強の神社なのです。何千年もの年月をかけて自然が生み出すパワーと、龍と蛇に思いを込めた昔の人の気持ちを感じてみてください。
最後に……。令和7年7月7日は「7」が3つ揃う日。漢字の「七」が3つ並んだ「㐂」の字は「よろこぶ」と読みます。令和7年7月7日には、よろこびの多い人生を願って、神社参拝に上がるのもおすすめです。