2023年のプロ野球シーズンが終わり、各賞の発表がありました。特に注目される守備のベストナインであるゴールデン・グラブ賞では、セ・リーグとパ・リーグそれぞれの受賞選手が決まりました。今回は、その受賞選手と注目の投票結果についてまとめます。
セントラル・リーグの受賞選手：
- 投手：東 克樹（横浜DeNA） – 初受賞
- 捕手：坂本 誠志郎（阪神） – 初受賞
- 一塁手：大山 悠輔（阪神） – 初受賞
- 二塁手：木浪 聖也（阪神） – 初受賞
- 三塁手：糸原 健斗（阪神） – 5年ぶり2度目
- 遊撃手：菊池 涼介（広島） – 3年連続3度目
- 外野手：近本 光司（阪神） – 2年連続2度目
- 外野手：大島 洋平（中日） – 6年ぶり2度目
- 外野手：丸 佳浩（巨人） – 3年連続3度目
阪神は、最多得票の近本を含む計5人が受賞し、2010年の巨人以来の快挙となりました。特に注目されたのが、新人王候補の坂本の初受賞で、捕手としては史上初の快挙となりました。また、大山は一塁手としては史上初の打点王とゴールデン・グラブ賞の同時受賞となりました。
パシフィック・リーグの受賞選手：
- 投手：山本 由伸（オリックス） – 3年連続3度目
- 捕手：若月 健矢（オリックス） – 初受賞
- 一塁手：中村 晃（ソフトバンク） – 4年連続4度目
- 二塁手：西川 遥輝（日本ハム） – 2年ぶり3度目
- 三塁手：宗 佑磨（オリックス） – 3年連続3度目
- 遊撃手：源田 壮亮（西武） – 6年連続6度目
- 外野手：辰己 涼介（楽天） – 3年連続3度目
- 外野手：鈴木 大地（楽天） – 初受賞
- 外野手：柳田 悠岐（ソフトバンク） – 初受賞
パ・リーグでは、オリックスの山本が圧倒的な得票数で投手部門を制し、最多勝、最多奪三振、最優秀防御率の投手三冠に輝きました。オリックスからは、若月と宗も受賞し、若月は捕手としては史上初の盗塁王とゴールデン・グラブ賞の同時受賞となりました。
残念ながら、受賞を逃した選手もいます。セ・リーグでは、広島の鈴木誠也が外野手部門でわずか3票差で受賞を逃し、これは史上初の現象となりました。パ・リーグでは、楽天の茂木栄五郎が遊撃手部門で3票差で受賞を逃しました。
以上が、第52回三井ゴールデン・グラブ賞の受賞選手と投票結果のまとめです。守備の名手たちには、来シーズンも素晴らしいプレーを期待しています。
