『キングオージャー』は、2022年から放送されているスーパー戦隊シリーズの第46作目です。王様となった5人の若者が、宇宙から来た侵略者・宇蟲王とその手下・宇蟲五道化と戦う物語です。この作品は、王様というテーマや宇宙という舞台を活かした斬新な設定や展開が話題を呼んでいます。
その中でも、特に注目を集めているのが、宇蟲五道化の一人・グローディ・ロイコディウムを演じる天野浩成さんと、映画『王様戦隊キングオージャー アドベンチャー・ヘブン』でトウフ前王のイロキを演じた雛形あきこさんの夫婦共演です。天野さんは、仮面ライダーシリーズにも出演経験があり、特撮ファンにとってはお馴染みの俳優さんです。雛形さんは、お笑い芸人としても活躍しており、イロキ役ではゲスな性格を見事に演じてファンの心を掴みました。
この二人が、どのようにして『キングオージャー』に出演することになったのでしょうか。天野さんは、自身のコメントで次のように語っています。
配偶者である雛形あきこが、イロキ役で劇場版に参加させて頂いた時も、すごく嬉しかったのですが、同時に羨ましくもありました。それを知っているイロキは今回の出演をとても喜んでくれました。
天野さんは、雛形さんの出演をきっかけに、自分も『キングオージャー』に興味を持ち、一視聴者として楽しんでいたそうです。そんな中、グローディ役のオファーが来たときは、驚きと喜びでいっぱいだったといいます。雛形さんも、天野さんの出演を応援しており、夫婦で『キングオージャー』の世界に入り込んでいるのです。
では、グローディとイロキは、どのようにして共演するのでしょうか。グローディは、宇蟲五道化の中でも最も危険な存在と言われています。彼は、死体を蘇らせて暴れさせるという恐ろしい能力を持ち、かつてチキューに大きな被害をもたらした“神の怒り”事件の黒幕でした。その後、ゴッカンの前王カーラスによって氷漬けにされて封印されていましたが、カメジムとミノンガンによって解放されました。
一方、イロキは、トウフの前王であり、カグラギの父親でもあります。彼は、自分の王国を宇蟲王に売り渡し、その代わりに不老不死の力を得ました。しかし、その力は宇蟲王の支配下にあるため、宇蟲王に逆らうことはできません。彼は、映画でカグラギと対決し、最後はカグラギに討たれました。
グローディとイロキは、宇蟲王の部下として共通の目的を持っていますが、性格や立場は大きく異なります。グローディは、生き物を憎み、死体を愛する冷酷な殺人鬼です。イロキは、自分の王国を捨て、不老不死の力を求める野心家です。この二人が、どのようにして協力したり対立したりするのか、ファンの間では大きな期待が寄せられています。
特に、グローディがイロキの死体を蘇らせるという展開が予想されています。グローディは、死体を蘇らせるときに、その死体の記憶や感情を呼び覚ますことができることが示唆されています。もし、イロキがグローディの能力で蘇ったとしたら、彼は自分の過去やカグラギとの関係についてどのように反応するのでしょうか。また、グローディはイロキをどのように利用しようとするのでしょうか。この二人の関係は、『キングオージャー』の物語に大きな影響を与える可能性があります。
『キングオージャー』は、今後も予想外の展開や驚きのゲスト出演が続くと思われます。天野さんと雛形さんの夫婦共演は、その一例に過ぎません。ファンは、この二人の演技に注目しながら、『キングオージャー』の世界を楽しんでください。