「自動車界を次のレベルへ」トヨタ新型センチュリー、海外ファンも興奮　　◆ロールス・ロイスの高級SUVとも比肩

高級感の点では、各誌とも異論はないようだ。ロールス・ロイスとの比較も聞かれる。米ドライブ誌（9月6日）は、「新しいセンチュリーSUVは、驚くほど（ロールス・ロイスの高級SUVの）カリナンに似ている」とコメントしている。センチュリーSUVの箱型の形状や、切り立ったフロントエンド、そして主張するCピラーなどもカリナンを想起させるという。また、カリナンと同様、後部キャビンとラゲッジスペースとの間に飛散防止効果のあるラミネートガラス製のパーティションを装備した。車内でより快適に過ごすための配慮が行き届く。

モーター・トレンド誌（9月6日）も同様に、カリナンと共通項を見出したようだ。特に後部席の高級感は非常に際立っており、高級プライベート・ジェットの「ガルフストリーム級」の豪華さだと述べている。

なお、トヨタが公式に説明しているように、本モデルはお抱え運転手がハンドルを握る「ショーファーカー」の位置づけだ。豪華さは運転手が座るフロント側よりも、主人が使うリア側のシートに力点を置いている。ルーフ部分が膨らみを帯びたボディーワークも、後部座席の頭の部分にゆとりの空間を生み出すためだと同誌は指摘する。