トッテナムが日本代表DF町田浩樹に関心…ポステコグルー監督のシステムに適したDFとして候補入りか
プレミアリーグのトッテナム・ホットスパーFCは、ベルギーリーグのユニオン・サン=ジロワーズに所属する日本代表DF町田浩樹に関心を寄せているという報道がある12。町田は、高い身体能力と左利きのセンターバックという特徴を持ち、トッテナムの新監督に就任したアンジェ・ポステコグルーの戦術に適した選手として候補に挙がっているという。
ポステコグルー監督は、オーストラリア代表や横浜F・マリノス、セルティックFCなどで指揮を執り、攻撃的でアグレッシブなサッカーを展開することで知られています。戦術的には、ポステコグルーは最も一般的に4-3-3と関連付けられている3。これは彼がスコットランドのビッグクラブであるセルティックの監督として過去2シーズンで80%以上の試合で使用したシステムだ3。
ポステコグルーの4-3-3は、前線の3人が積極的にプレスをかけ、中盤の3人がボールを奪ったら素早く前に展開し、サイドバックが高く上がって攻撃に参加するというものだ。そのため、センターバックは相手のカウンターに対応するために、高い位置で守備をする必要がある。また、左右のセンターバックは、サイドバックが上がった際にサイドをカバーする役割も担う。このように、ポステコグルーのシステムでは、センターバックには高いスピードと対人能力、そして広い視野と判断力が求められる。
町田は、このような要求に応えることができる選手として評価されている。町田は190cmの長身を誇る左利きのセンターバックで、鹿島アントラーズで6シーズンにわたって主力として活躍した後、2022年にユニオン・サン=ジロワーズにレンタル移籍し、今夏には完全移籍に移行した1。ベルギーリーグでは、今シーズンここまで公式戦16試合に出場し、首位を走るチームの躍進を支えている1。また、日本代表でも、2022年のワールドカップ・アジア最終予選では全試合に出場し、堅守を築いている1。
町田の強みは、水準以上のスピードと対人能力である。彼は相手のストライカーに食らいつき、ボールを奪うことが得意だ。また、左利きであることも彼の武器となっている。左利きのセンターバックは、右利きの選手が多い中で、ボールの扱いやパスの角度が異なるため、相手にとって予測しにくいという利点がある。さらに、町田は高い視野と判断力も持ち合わせている。彼はボールを奪ったら、素早く前線に展開するパスを出すことができる。また、サイドバックが上がった際には、サイドをカバーする動きも見せる。
トッテナムは、今夏にポステコグルー監督が就任したが、現在は主力センターバックのミッキー・ファン・デ・フェンが負傷で離脱しており、来冬の移籍市場での補強を目指している1。町田は、ポステコグルー監督のシステムに適したDFとして、トッテナムの補強候補になっているという。なお、トッテナムの補強候補には町田だけではなく、エヴァートンのベン・ゴッドフリーやボーンマスのロイド・ケリーなどの名前も挙がっている1。
トッテナムは、プレミアリーグで4位につけており、ポステコグルー監督の攻撃的なサッカーが徐々に浸透してきている。しかし、最終ラインの強化は、チームのさらなる飛躍に欠かせない要素だ。町田は、トッテナムの最終ラインに新たな風を吹き込むことができる選手として、注目されている。