平野美宇が4強入り 15歳張本美和を4-0ストレートで返り討ち「前回負けたので挑戦者の気持ちで」
卓球のパリ五輪選考会を兼ねた「全農カップ東京大会」が22日に開幕し、女子準々決勝で平野美宇(木下グループ)が張本美和(木下アカデミー)に4-0のストレート勝ちを収めた。
平野は試合後、「前回負けたので挑戦者の気持ちで臨みました。張本は若くて才能があるので、自分も負けないように頑張りました」とコメントした。平野は序盤から張本の攻撃を冷静に対処し、自らも積極的に攻めてポイントを奪った。特に第3ゲームでは、平野が張本のサービスを連続で打ち返して8-0とリードした。張本はその後も粘りを見せたが、平野は最後まで集中力を切らさず、11-6でゲームを獲得した。
平野は4強入りを決めたことについて、「嬉しいです。でも、まだ満足していません。次の試合も全力で戦います」と語った。平野は準決勝で伊藤美誠(スターツ)と対戦する。伊藤は世界ランキング1位の中国の陳夢に4-2で勝利し、平野と同じく4強入りを果たした。平野と伊藤はパリ五輪のシングルス出場権を争うライバルであり、かつてはダブルスのパートナーでもあった。両者の対戦は、卓球ファンにとって見逃せない一戦となるだろう。
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