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『アバター』第3弾、仕上げに2年かかる?ジェームズ・キャメロン監督が語る 2023/11/30

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『アバター』第3弾、仕上げに2年かかる?ジェームズ・キャメロン監督が語る

映画『アバター』(2009年)の続編『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』(2022年)が、前作から13年の歳月を経て公開されたことになった理由について、メガホンを取ったジェームズ・キャメロン監督がDeadlineに明かした1。その中で、第3弾の仕上げには2年かかるという驚きの発言も飛び出した。

『アバター』シリーズの公開スケジュール

『アバター』シリーズは、ジェームズ・キャメロン監督が監督し、ライトストーム・エンターテインメントが製作、20世紀スタジオ(ウォルト・ディズニー・スタジオ)が配給するSF映画のシリーズである。全5部作の予定で、第3弾は2024年12月20日、第4弾は2026年12月18日、第5弾は2028年12月22日にそれぞれ全米公開される2。

しかし、これらの公開日はコロナ禍の影響で何度も延期されており、最終的な日程はまだ変更される可能性がある。実際、第2弾『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』はもともと、前作から5年後の2014年12月に全世界公開を予定していたが、スケジュールの変更などによって後ろ倒しになり、2022年12月16日に公開を迎えることとなった1。

キャメロン監督の挑戦

キャメロン監督は、続編公開まで13年かかった理由について、「私は深海を調査するために数年を費やした。その後『アバター』製作に本腰を入れて、続編4本分の脚本を執筆するために、さらに数年をかけたから」と回答した1。監督は2012年、潜水艇で世界最深と言われるマリアナ海溝・チャレンジャー海淵の有人探査に成功しており、パンドラにある未開拓の領域を描くため、徹底したリサーチと下準備に時間を費やしていたことがうかがえる。

「私たちが挑戦しているのは、初期工程に重点を置いて、数年おきにマーケットへ(作品を)送ること」と続けたキャメロン監督は、第3弾の仕上げには2年かかると語った。第2弾と第3弾は同時に撮影されたが、第3弾はまだポストプロダクションの段階にあるという3。また監督は、第4弾&第5弾ではメガホンを取らない可能性を明かしており、第3弾の興行成績次第ではシリーズ自体を打ち切る覚悟もあるとTotal Filmに明かしている4。

『アバター』第3弾には新たな先住民が登場

キャメロン監督はインタビューで『アバター』第3弾には、新たな先住民、”アッシュ・ピープル”が登場すると発言した5。アッシュ・ピープルの文化は惑星パンドラでもっとも残酷なものだとのこと。また、これまでの『アバター』2作ではパンドラ先住民のポジティヴな面を描き、人間のネガティヴな面を描いたが、第3弾ではその逆を描くと語った5。これまでとはかなり違う映画になりそうだ。

『アバター』第3弾は撮影済みで、2024年12月20日全米公開に向けて製作が進められている。ジェームズ・キャメロン監督の新たな挑戦に期待しよう。

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