トヨタの高級ミニバン「クラウンヴェルファイア」が、中国で開催された広州モーターショー2023において、モデリスタエアロ装着車として初公開されました。このクラウンヴェルファイアは、日本で販売されているヴェルファイアの中国仕様で、トヨタの高級ブランド「クラウン」の一員として展開されています。そのため、内外装にはクラウンの特徴でもある王冠エンブレムが装着されており、価格も89万9000元(約1770万円)という高額なものになっています。
今回、モデリスタブースで出展されたクラウンヴェルファイアは、国内の新型ヴェルファイアと同様の「BEAST RAZOR(ビーストレーザー)」スタイルのモデリスタエアロパーツが用意されています。フロント下部を延長しメッキ加飾を施すことで存在感を高めたフロントスポイラー、ボディサイド下部を引き締めるサイドスカート、ブラックとメッキの組み合わせで幅広感を強めるリアスカートと2本出しドレスアップマフラーが装着されています。さらに、ボンネット先端やスライドドア、フェンダーやクオーターといった部分にメッキ加飾を施す「クールシャインキット」も装備されています。
これらのパーツのデザイン自体は国内と共通しているとみられますが、テールゲートに「MODELLISTA」の文字エンブレムが装着されている点が異なっており、上陸したばかりのニューブランドであることを強調しています。モデリスタブランドは1997年に誕生し、国外では2020年にタイでの展開を皮切りに、2021年には中東・ロシア地域にも販売を拡大しています。中国においては現在展開されておらず、今回の広州モーターショーでの出展が初めてだとしており、今後中国国内において正式に発売されるものと見られます。
トヨタ新型「クラウンミニバン エアロ仕様」は、1700万円超えの豪華ミニバンとして、中国市場での存在感をアピールすることになるでしょう。日本では見ることのできないクラウンの王冠エンブレムがついたミニバンに、モデリスタのギラギラなエアロパーツが施された姿は、非常にインパクトがあります。トヨタの高級ミニバンファンやモデリスタファンにとっては、ぜひ一度目にしてみたい一台ではないでしょうか。
【画像】「えっ…!」 これが「1700万円超えのクラウンミニバン」です! 画像で見る(44枚)