デジタルアートの新星、「Pudgy Penguins」が新たなフロンティアに挑戦します。2024年には、NFT(非代替可能トークン)とリアルなおもちゃが結びついた独自のバーチャルワールド「Pudgy World」がオープンします。
「Pudgy World」は、NFT保有者やおもちゃの所有者だけでなく、未経験者も参加できる双方向型デジタルプレイグラウンドとなっています。早期アクセス版は来月4月までにローンチ予定で、プレイヤーはゲーム進行のスタイルとしてストーリー主導型とオープンエンド型を選択できます。
Pudgy PenguinsのCEO、ルカ・ネッツ氏は、現代アートイベント「アートバーゼル」での発表で、「Pudgy Penguinsのファンは、キャラクターとの交流方法が増えることを長らく待ち望んでいました。」と述べ、「Pudgy Worldのような場所があれば、プレイヤーはファンダムを次のレベルに引き上げることができるでしょう。」と期待を寄せています。
ペンギンのNFTプロジェクトは、2021年7月にスタートし、経営陣の変更や内紛を経て、最終的に9月にはウォルマート2000店で実体のあるおもちゃシリーズを販売すると発表しました。この契約は、NFTブランドが消費者文化の主流に進出する重要な一歩でした。
ネッツ氏によれば、今年下半期にはおもちゃの売り上げが1000万ドル以上に達する見込みで、おもちゃメーカーがデジタルネイティブ世代向けに実体のおもちゃを展開する中で、Pudgy Penguinsは先駆的な存在となっています。
Pudgy Penguinsのおもちゃには、Pudgy World内に住むキャラクター「Forever Pudgy」の誕生証明書を含むスキャン可能なコードが添付され、プレイヤーは独自のカスタマイズ可能なキャラクターとしてPudgy Worldを探索できるとされています。さらに、仮想世界にはブランド初の「ヒーローキャラクター」であるPudgyとPeachesも登場予定とのことです。
Pudgy PenguinsのNFTコレクションは、2021年7月の初回発売以来、わずか数分で完売し、現在は4000人以上のホルダーが8888個のNFTを所有しています。コレクションの最低価格は2万7000ドルから始まり、時価総額は約2億5000万ドルに達しており、その人気は依然として高まっています。