レクサス、2026年に新型量産モデルを含む電動車コンセプトを発表

2023年12月4日、レクサスはブリュッセルで開催されたKenshikiフォーラムで、2026年に発売予定の新型量産モデルの先駆者を含む新しい車両コンセプトを発表しました。

2035年までに世界的に100％バッテリー電気自動車（BEV）ブランドに移行するためのロードマップを提示し、欧州では市場状況が許せば2030年までの実現を目指しています。レクサスヨーロッパおよびバリューチェーン担当副社長のパスカル・ルーシュ氏は、「レクサスはテクノロジーのパイオニアであり続け、電動化において再びプレミアム自動車の限界を押し広げる」と述べました。

新しいモジュラー車両構造と新世代バッテリーの開発を通じて、BEVの性能向上だけでなく、ドライビングプレジャーを再発明することを目指しています。

次世代のレクサスBEVは、構造部品の小型化・軽量化により汎用性の高いパッケージングを提供し、電動化技術の進歩により、レクサスのドライビングシグネチャーを更に進化させることが期待されます。

最近発表された「LF-ZC」と「LF-ZL」のコンセプトカーは、電動化と革新的技術を活かし、新たなモビリティ体験を提供することを示唆しています。具体的には、「LF-ZC」は2026年に発売予定の新型市販セダンの予告モデルとして、今回の「Kenshiki」で欧州初公開されました。

LF-ZLはバッテリー電気SUVの研究であり、ユーザー1人ひとりの好みに合わせたドライビング・エクスペリエンスを提供することを目指しています。キャビン内には伝統を反映した竹が使用され、持続可能なアプローチも表現されています。

両コンセプトともに「挑発的なシンプルさ」をテーマに掲げ、機能性と美しさを融合させ、レクサスのアイデンティティを進化させるとともに、フルデジタルのインテリジェント・コックピットが採用されています。

レクサスは2024年も欧州での急成長を予測し、新型モデル「LM」と「LBX」の発表を通じて、新たな市場セグメントに進出します。これらのモデルは、新たな消費者層を取り込むために設計され、レクサスの成長意欲を示しています。