【RIZIN】鬼神クレベルが復活の一本勝ち!斎藤裕がチョークで失神
『RIZIN.45』 2023年12月31日(日)さいたまスーパーアリーナ
▼第15試合 RIZIN MMAルール 5分3R 66.0kg
〇クレベル・コイケ(ボンサイ柔術)
一本 3R 1分22秒 ※ダースチョーク
●斎藤裕(パラエストラ小岩)
斎藤は連敗から今年4月、平本蓮に判定勝利して再起。対するクレベルは昨年大晦日パトリシオ・ピットブルに判定負け。今年6月の鈴木千裕戦で、自身の体重超過で王座はく奪。9月には金原正徳に判定負けを喫している。
クレベルと斎藤は、斎藤が王者だった21年からの因縁の間柄。両者は21年10月の『RIZIN.31』のタイトル戦で対戦予定だったが、クレベルが足を怪我してしまい、試合が流れたという経緯がある。
1R:斎藤が左ジャブ、右ロー。クレベルの左ローが下腹部に入り、一時中断する。斎藤が右ストレート。パンチを放った斎藤に対し、クレベルの蹴りが再びローブローとなってしまい、警告が与えられる。
2R:サークリングする斎藤。クレベルが前に出て組み付くと、テイクダウンに成功。斎藤は鉄槌、パウンドを見舞い、下からクレベルもパンチを見舞う。クレベルが下から腕十字を極めに行くが、外した斎藤。回転してクレベルが上になり、ヒジ打ちを放った。
3R:クレベルが組み付いて、引き込みに行く。斎藤はコーナーを背にして、しぶとく立ち上がる。逆に斎藤がテイクダウンに行くが、クレベルがギロチンから上を取り、ダースチョーク!これががっちりと極まり、クレベルが圧巻一本勝ちを収めた。
クレベルはマイクを持つと「今日はありがとうございました。(敗戦もあり)今年は凄い難しかった。大変な年でした。ずっと負けるわけでもないし、勝つわけでもない。(榊原)社長、次試合誰ですか、いつですか?」とコメント。そして、現王者・鈴木千裕に対し「おめでとうね。彼は強いな」と語り、将来の対戦を予感させた。
鈴木は来年5月、東京・有明アリーナでクレベルを下した金原正徳と対戦予定だ。その勝者との絡みも気になるところだ。