注目のK-POPアイドル事情:2023年”K-POP事件簿” トップ2
2024年が幕を開け、過去のヒット記事を振り返る特別企画。今回は、2023年に注目を集めたK-POPアイドルたちの出来事を振り返ります。
2位: キンプリを超える?香取慎吾も認めたSEVENTEEN
韓国の人気ボーイズグループSEVENTEENが、2023年4月26日に発売した10枚目のミニアルバム『FML』が、日本のオリコンチャートで1位を獲得し話題となりました。
オリコンが発表したデイリーアルバムランキングでは、SEVENTEENが首位を獲得。2位には4月19日に発売されたKing & Prince(以下、キンプリ)の初のベストアルバム『Mr.5』がランクインしました。この結果には驚きの声が上がりました。
SEVENTEENのアルバムは日本だけでなく、韓国国内でも爆発的な売れ行きを見せ、発売初日だけで399万枚以上のセールスを記録。これはK-POP音盤の歴代初動販売量1位の記録となりました。
SEVENTEENは2015年にデビューし、現在は13人からなるグループ。アジア全域で高い知名度を誇り、日本でも”ポストBTS”として注目を集めています。
注目すべきは、元SMAPの香取慎吾が主演を務めた連続ドラマ『罠の戦争』(フジテレビ系)の主題歌『BETTING』で、SEVENTEENとのコラボレーション楽曲が認められました。香取慎吾とSEVENTEENの先取りコラボに対しては、「さすが」と称賛の声が広がりました。
キンプリの『Mr.5』が発売から1週間が経っていたことも影響しているものの、SEVENTEENのミニアルバムがアジア圏での歴史的ヒットを記録し、業界関係者やファンからも賞賛されています。
1位: 韓流歌合戦の幕開け!? NHK紅白歌合戦が大胆な計画
2022年のNHK紅白歌合戦では、ジャニーズ事務所から6組ものグループが出場し、話題となりました。しかし、2023年の紅白では出場組数が半減するとの報道がありました。
ジャニーズ事務所に対する批判やジャニー喜多川氏の加害問題による影響で、事務所所属タレントに対する世論の支持が得られにくくなっています。このため、NHKでは若手視聴者層を獲得するために、”プチ韓流紅白歌合戦”といえる企画を検討しています。
これまでの紅白では、韓流女性グループが多く出場していましたが、男性グループは一組も出場していませんでした。これにはジャニーズ事務所の影響が大きく、その背後にはオーディションやトレーニングを経て厳しい選考を受けたK-POPグループの出演が難しいとされています。
しかし、2023年の紅白では事情が変わるかもしれません。ジャニーズ事務所からの出場が減少するなか、”プチ韓流歌合戦”の実現が期待されています。候補として挙がっているのは、13人組男性グループSEVENTEENや7人組のENHYPENなど。また、BTSの弟分として期待されているのがTOMORROW X TOGETHERです。
これからの紅白歌合戦では、ジャニーズの減少とK-POPの台頭により、韓流歌合戦の実現が近づくかもしれません。