石川県七尾市でのボランティア活動:大阪からの支援で簡易シャワー設置
石川県七尾市では、約2万1500戸で断水が続き、避難所となっている山王小学校に大阪府から来たボランティア2人が手を差し伸べました。この日、彼らによって簡易シャワーが設置され、約40人の避難者が4日ぶりの入浴を楽しむことができました。
ボランティアの男性(33)によれば、この簡易シャワーはプールや川から引いた水を繰り返し浄化して使う仕組みを備えており、1500~2000人ほどが利用可能です。同日朝に市内を巡回し、中島小学校や能登島地区コミュニティセンターなど計8か所にも同様の設備を提供しています。
シャワーを利用した同市の男性会社員(38)は、「断水してからは水のことで頭がいっぱいだった。久しぶりのお湯にホッとしたし、体を洗えてさっぱりした」と安堵している様子でした。
ボランティアの男性は、「プライベートな空間の中で、被災者に少しでも一息ついてもらいたい」と語りました。このような温かい支援が被災地で行われていることは、被災者にとって大きな心の支えとなっています。