米航空宇宙局(NASA)は11日、イーロン・マスク氏率いる宇宙開発企業スペースXが、政府との契約を危険に晒す可能性のあるアルコールと薬物に関する職場規則に違反していないとの認識を示しました。
NASAは声明で、「薬物とアルコールを排除する労働規則に対するスペースXの取り組みについて、順守されていない証拠は得ていない。NASAは、商業上のパートナーがその使命と米国民に提供するサービスを遂行するにあたり、職場での安全要件を全て満たすことを期待する」と述べました。
先日、米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が報じたところによれば、マスク氏が合成麻薬 LSD や MDMA(俗称エクスタシー)、コカインを使用していた疑惑が取りざたされ、これによりスペースXの職場規則順守に対する疑念が生じていました。しかし、NASAの発表により、現時点での証拠ではスペースXが規則違反を犯していないとの結論が導かれました。