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【米国市況】ナスダック100指数、過去最高値 ドル円は142円台前半

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【米国市況】

ナスダック100指数が過去最高値を更新し、ドルは142円台前半に上昇。米国株式市場ではS&P500種株価指数が前日比ほぼ変わらずとなりました。今週はパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長が金融引き締めの終了に近づいている可能性を示唆し、これが株式と米国債市場のリスク志向を高めました。

最新の連邦公開市場委員会(FOMC)予測によれば、来年には3回の利下げが見込まれています。ハイテク株の比重が高いナスダック100指数はこの日、2年ぶりに終値ベースで最高値を更新し、S&P500種とナスダック100は週間ベースで7週連騰しています。

ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は金利引き下げの時期について議論が早すぎると述べつつも、リスクオンの流れを阻止することはできませんでした。

エバコアのクリシュナ・グハ副会長は、ウィリアムズ総裁の発言に対して、「数年かけてゆっくりと正常化していく軌道への誘導が目的だと考えている。3月にも利下げが始まるという市場観測を押し返す意図もあるだろう」と述べ、利下げが始まるのは5月か6月になる可能性が高いと見ています。

アトランタ連銀のボスティック総裁は、来年後半に2回の利下げしか予測していないと発言。一方で金利スワップ市場では来年に最多6回の利下げが織り込まれています。

ニュースレター「ザ・セブンズ・リポート」を創業したメリルリンチの元トレーダー、トム・エッセイ氏は、「S&P500種株価指数は2カ月足らずで10%超上昇してきたため、何らかの消化が必要だ」と指摘。「それは近いうちに実現する可能性が高い。特にFRB当局者らが向こう1、2週間内に市場の熱気を言葉で押し戻すようなことがあれば、なおさらだ」と述べました。

個別銘柄では、ドキュサインが一時15%急伸。事業売却を検討するためアドバイザーと協力していると、米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が報じました。また、海運大手のマースクが紅海航行を見合わせるよう全船舶に指示したことを受け、マースクや独ハパックロイド、イスラエルのジム・インテグレーテッド・シッピングなど海運株が欧米株式市場で急伸しました。

【米国債】

米国債市場は静かな取引。経済データへの反応は限定的でした。ニューヨーク連銀総裁の発言後は一時的に売りがかさんだが、すぐに落ち着きを取り戻しました。欧州国債市場のブルフラットニングに続き、米国債も長期債がアウトパフォームしました。

国債 直近値 前営業日比(BP) 変化率

米30年債利回り 4.01% -2.3 -0.58%

米10年債利回り 3.91% -0.8 -0.20%

米2年債利回り 4.45% 5.9 1.34%

米東部時間 16時55分

10年債利回りは一時約2bp下げる画面もありました。30年債利回りも下げ、一時4%を下回りました。来年の早期利下げ観測に否定的なニューヨーク、アトランタ両連銀の総裁発言を受け、期間の短い債券が比較的軟調となりました。

BMOファミリー・オフィスのキャロル・シュライフ最高投資責任者(CIO)は、「債券利回りは今年、著しく変動性が高かった。金利のニューノーマルがどういう水準になるのか、市場参加者が探っていたからだ」と指摘。「10年債利回りの長期的なニューノーマルは、4%から4.5%の間ではないかと当社はみている」と述べました。

【外為】

外国為替市場のドルは上昇。ニューヨークなど地区連銀の総裁発言で、将来の利下げ期待が後退した。資源国通貨が再び堅調。金属価格の上昇と、中国の景気刺激措置が好感されました。ユーロはドイツとフランスの購買担当者指数(PMI)悪化を嫌気して下落しました。

為替 直近値 前営業日比 変化率

ブルームバーグ・ドル指数 1226.42 4.55 0.37%

ドル/円 ¥142.17 ¥0.28 0.20%

ユーロ/ドル $1.0895 -$0.0098 -0.89%

米東部時間 16時55分

ウィリアムズ総裁から市場の熱狂を冷まそうとするような発言があったものの、今週明らかになったFRBのトーンは欧州中央銀行(ECB)よりハト派的でした。ECB政策委員会メンバーのミュラー・エストニア中銀総裁は、ECBが来年上期に利下げを開始することに賭けるなら、市場は先走りすることになるとの考えを示しました。ラガルド総裁は「利下げについては全く議論しなかった」と述べました。

スイスクオートのシニアアナリスト、イペック・オズカルデスカヤ氏は「強固な米経済がハト派的な姿勢を取り、衰退する欧州経済がタカ派的な立場に固執している。そのコントラストは何かが間違っているという印象を与えている」と述べました。

主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は、週間では1.4%下落。ノルウェー・クローネは同4.2%上げました。

S&Pグローバルが発表した米国の12月サービス業PMI速報値は予想を上回りましたが、製造業PMI速報値は予想に達しなかった。

ドルは対円で0.7%のレンジで取引され、週間では1.9%下げ、2020年5月以来の5週連続の安値となりました。1週間ベースのボラティリティーは17.2%。19日の日銀政策会合では政策の据え置きが予想されていますが、マイナス金利政策が終了に向かっていることを示唆する臆測が広がっています。

対ドルでのユーロは週間で1.3%上昇しました。

【原油】

ニューヨーク原油先物相場は小幅な反落。来年の米政策金利見通しを意識した売り買いが交錯し、日中は不安定な値動きとなりました。週間ベースでは8週間ぶりの上昇となりました。

ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)原油は早い時間帯には買われていましたが、ニューヨーク連銀総裁が来年3月の利下げについて考えるのは「時期尚早」と語った後は急失速し、一時1.8%安まで下げました。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物1月限は前日比15セント(0.2%)安の1バレル=71.43ドルで終了しました。ロンドンICEの北海ブレント2月限は6セント下げて76.55ドルとなりました。

ニューヨーク金相場は反落。米金融当局者の発言に敏感に反応しました。

【金】

スポット価格は早朝の時間帯には上昇していましたが、ニューヨーク連銀総裁の発言を受けて来年早期の米利下げ観測が後退し、売りが優勢となりました。積極的な利下げが遠のけば、利息を生まない金の魅力は相対的に低まることになります。

ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は前日比9.20ドル(0.45%)安の1オンス=2035.70ドルで取引を終えました。

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